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声優のアフレコ

同人声優のススメ~声優を諦めたからこそできること~

声優になることを夢見て勉強してきた日々。
あの勉強した経験を活かしたいと思ったことはないですか?

私は声優になることを諦めたとき、これまでやってきたことが無駄になってしまうような寂しい気持ちになりました。

しかし!!!

今となってはわかります!
生活のことを考えなければ(稼ぐという観点を抜かせば)、声の表現を楽しむ場所はたくさんあるのです!

今回は声の表現を楽しむ場として

同人声優の活動

をご紹介します。

このページで分かること

同人声優とは?

声優のアフレコ

「同人声優」という呼び方以外にも「ネット声優」「ボイスコ」などと呼ばれています。
※呼び方については人によって分けて使っている方もいるようですが、このサイトでは同じ意味ということにします。

そもそも同人声優って何をする人?というお話しですが
「声優」の定義も人によってあいまいであるように同人声優の定義もあいまいです。

私としては、プロとアマチュアの違いは何をしているかというより気持ち、自覚、責任感の問題だと思います。

なのでここでは
「自分はプロではないと思いながら声の表現をしている人」
ということにしましょう。

同人声優って何をする人?

マイクとパソコン
Aさん
Aさん

プロではない私に依頼してくれる人なんているのかな?

と思う人もいるかもしれませんが、ありがたいことにけっこうご依頼はあるのですよ。

同人作品への出演

音声サークルさんが作るボイスドラマ、ゲームサークルさんが作るゲーム用音声など
サークルさんが作る同人作品に出させてもらうパターンです。

活動の規模が大きいサークルさんだと声優オーディションをやっているパターンもありますし、声優さん個人に依頼があるパターンもあります。

やる作業としては、基本的に自宅や静かなところで録音した音声を納品することになります。

サークルさんにもよりますが、ノイズの除去、間の間隔調整などの調整作業も合わせて依頼されることもあります。
なので「自分の声を録音する機材」「音声を編集する技術」が必要になります。

ただ、大手のサークルさんだとスタジオをレンタルして、そこで収録なんてことも!
こうなってくると本職の声優さんとあまり変わらない気がしてきますね。

個人が楽しむための音声作成

サークルさんからの依頼は作品を世に出すことを目的にしていましたが、個人からの依頼の場合は「個人が楽しむための音声」、つまり、世に公開するのではなく依頼者さんが個人的に聞いて楽しむためのものです。

個人で楽しむためのものなので、例えば依頼者さんのお名前を呼んだりと特別感のある音声を依頼されることが多いです。

YouTube動画への音声提供

YouTubeを見ているとCMのナレーションが素人のようだと感じることはありませんか?
実は、YouTubeのCM案件は同人声優がやっていることも多いのです。

もちろん、企業規模や扱っている商品にもよるのでしょうが、素人っぽいナレーションを逆に求められることもあります。

そのときにあえてアマチュアの声優を起用するのです。

りーに
りーに

(本気で声優を目指していた方からすると、自分の素人っぽさに注目されるのはちょっとへこむかもしれませんが・・・。)

プロのナレーションを起用したCMが多くある中、素人っぽさが逆に目(耳?)を引いたり、費用の面でアマチュアの方が安く済んだり色々とメリットがあるようです。

もちろん、一般の方が作るYouTubeの動画のナレーションやキャラクターの声を当てるお仕事もあります。

依頼は「1本いくら」という依頼が多く、様々なキャラクターを演じ分けられると採用される可能性が高くなると感じます。

その他

その他にも、個人からの依頼として「結婚式用VTRのナレーション」や「企業内で使用する研修資料の説明音声」など、個人から企業まで依頼のパターンは多くあります。

ただ、こちらについてはアマチュア向けというよりはフリーランスのプロ声優・ナレーター向けというニュアンスが強いのでここでは割愛します。

ただ、コロナ以降、プロの現場でも自宅で録音して音声を納品するという働き方が増えたと聞きます。
自宅にいながらプロの活動ができる環境が整いつつあるようなので、「いつでもスタジオに行ける状況ではなくなったから」という理由で声優を諦めた方は一度調べてみても良いかもしれません。

お仕事の見つけ方

Twitter

https://twitter.com/

お仕事を見つけるために自分が検索するというよりは、同人声優アカウントを作っておいて依頼を待つパターンです。

同人声優アカウントでサークルさんをフォローすると、自分の存在をアピールすることにもなります。

りーに
りーに

・・・そう、同人声優だって、営業活動が必要なのですよ・・・。

また、YouTubeにボイスサンプルをあげておき、それをツイートしておくなどTwitterからボイスサンプルにアクセスできるようにしておく必要があります。
声優に依頼する場合、まずはボイスサンプルから始まりますからね。

iikoe

https://iikoe.org/

個人で?運営されているサービスです。

こちらのサイトはサークルさん、個人の方の両方から依頼があります。

他のサービスに比べて知名度こそない(私の偏見ですみません)ですが、声の活動に特化していて声優側からしても依頼する側からしても必要な情報がはっきりわかります。

他のサービスに比べて「自分はプロです!」とおっしゃっている方が少なく(私の偏見ですみません)、まさに同人声優の登竜門にして頂点です!!(私の偏見ですみません)

プロが受ける案件がやりたい!!という方には向かないですが、同人活動がしたい方にはオススメのサイトです。

Ci-en

https://ci-en.net/

Ci-enは、創作活動をするクリエイター、動画やライブ配信などで発信される方、店舗運営をしている方などを継続的に支援、応援できるサイトです。

https://ci-en.net/

こちらもオススメのサービスです。

ブログを書いたり、自分のファンクラブを作ったり(会費をいただくことも可能!)、ファンの方と交流したりと色々なアピールに仕方ができます。

りーに
りーに

自分を好きになってくれた方しかいない場所というのは、とても居心地が良いですw
ありがたいですねー。

Ci-enはサークルさんが登録していることも多く、サークルさんからの依頼がCi-en経由で来ることもあります。

SKIMA

https://skima.jp/

SKIMAでの声優・ナレーションの扱いはちょっと低めです・・・。

イラスト・デザイン・文章・・・とジャンルが続く中、「その他」の中にようやく「音楽・BGM・ナレーション」が出てきて、さらにその中に「ナレーション・読み上げ・ゲームCV」が出てきます。

そんなこともあり、同人声優的にはあまり使われていない・・・?

ただ、音声作品のイラストをSKIMAで頼んでいるサークルさんが声優を探しているということもあるかもしれません!

活動を始めてすぐはとにかく露出を増やした方が良いので覗いてみるのも良いかもしれません!

(でも、iikoeと比較すると売り上げから引かれる金額が多いんだよなぁ・・・。)

ココナラ・クラウドワークス・ランサーズ

ココナラ https://coconala.com/
クラウドワークス https://crowdworks.jp/
ランサーズ https://www.lancers.jp/

こちらは同人活動というよりは、お仕事に近い感じです。

ただ、中には同人声優でもOKという内容もあるので見てみても良いかもしれません。

依頼には「同人声優OK」という記載はないですが、私がどうやってプロの声優向け依頼とアマチュア可の依頼を見分けているかというと依頼時の金額です。

「その作業をやったとき、バイトくらいのお金しかもらえない」
という依頼は、アマチュアでも応募していいのではないかと私は思っています。

例えば以下のような依頼の場合。

  • 15分のYouTube動画に合わせて声を当ててください。→編集も声優側の作業
  • 費用は消費税、手数料込みで1000円です。

納品は15分の音声であっても、セリフの読み込み、練習、編集作業、整音作業・・・を含めると、かなりの作業時間になります。

また、費用も全額こちらの手取りになるわけではなく、諸々の経費が引かれて入金されます。
そうなると、最低賃金より少なくなるのでは・・・?という程度しか手元に残りません。

私の場合、そのような依頼は逆に同人声優を求めていると判断して、応募をしたりしています。

りーに
りーに

お金のためというより趣味として楽しみたいので、お相手の方が誠実な場合は低価格でもやったりします。
ただし!無茶なことを要求してくる依頼主さんはお約束の作業が終わったら即ブロック!!
嫌なことがあったら自衛するのも大切です!!

自分のホームページ

活発に活動していらっしゃる同人声優さんはご自身のホームページを持っている印象があります。

ファンの方が声優さんのお名前で検索して探してくれるくらいの方だと、Twitterより情報量が多いホームページの方がより多くのことを知ってもらいやすいです。

ボイスサンプルもたくさん載せられますし、お仕事につながりやすい気がします。

ただ、ホームページは活動が安定してからでも遅くないかな・・・?

さいごに

いかがだったでしょうか?

声優を諦めても、意外と声の活動はできるのです!

生活ができるほどお金をいただけるわけではないですが、趣味として遊ぼうと思うなら楽しい経験ができるのかと思います。

声の納品はマイク、パソコン、そのほか録音に必要な道具を揃えてしまえばずっとできる趣味です。
(音響の沼(録音機材をこだわろうと思うと限りなく深いのです)の話は置いといて・・・。)

楽しい時間を過ごせてお金ももらえる!!

そんな同人声優、始めてみませんか?

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