
【声優志望なら必見!!】プロ声優の体験談その1:声優養成所卒業後の進路
このページで分かること
事務所に所属して活動する声優さんにお話しを聞きました!


今回はプロの声優さんの体験談です!
憧れの世界の話を聞けてウキウキでした!!
本ページの情報は取材を受けてくださった方の体験談です。
養成所の話も通っていた当時のお話しです。
制度が変わっていたり、コロナ前後で対応が変わっていることも考えられます。
最終的な判断はご自身でお願いいたします。
声優Rさんのご紹介


今日はよろしくお願いします!
では、まずは自己紹介をお願いします。
はい、よろしくお願いします。
まずは私の自己紹介からですね。

- 声優の勉強をした期間2年。
- 声優になってから7年。
- ある養成所に通っていたが所属には残れずそのまま卒業。
- 地元に1年間残ってお金を貯め、別の事務所の所属オーディションを見つける。
- 運良く預かり所属になることができ、デビュー。
- これまでやったお仕事は、ゲーム、外画、企業ナレーション、ラジオドラマ、ちょこちょこといろいろなモブなど。

もちろん、大変なこともあったと思いますが
一般的なイメージよりはスムーズに声優になれたという印象です・・・かね?
オーディションはどのような方が受けていたんですか?
オーディションは「他社の養成所で2年以上経験があること」が受験条件でした。

養成所などに通わずにすぐ所属のオーディションが受けれるほど
業界は甘くないということですね。
続けるのすら難しい声優養成所


まず最初に。
Rさんは声優養成所に通われていたそうですが、
養成所はどのくらいの人が所属に上がれたのでしょうか?
私の居た期の話ですが・・・

Rさんがいた養成所では約1割の人が所属に上がれたそうです。
そして、約3割ぐらいの人が
- レッスンについて行けない。
- お金が工面できない。
- 親の理解がどうしても得られない。
などの理由で卒業を待たず辞めてしまったそうです。
また、残り6割の人が卒業まで頑張ったけど所属出来なかったとのことでした。
養成所卒業後プロダクション所属に上がれなかった人の進路


Rさんは所属には上がれずということだったと思いますが、
他の所属に上がれなかった人はどのような進路に進んだのか
お聞きすることは出来ますか?
では、私が知る限りの養成所の同期や先輩方の進路をお話しますね。

養成所卒業後プロダクション所属に上がれなかった人の6割くらいは声優を諦めていた


6割とは・・・ずいぶん多いんですね・・・。
ご友人の6割くらいは、
一般企業へ就職、地元へ戻る、また結婚して主婦になるなど声優や芝居の道そのものから離れていったそうです。
大学へ通い直し教員になり、そこで演劇部を立ち上げた人もいました。

自分が演じる側にならなくても、演技が好きということなんでしょうね。
養成所卒業後プロダクション所属に上がれなかった人の4割くらいは役者に関係する活動を続けていた

養成所卒業後プロダクション所属に上がれなかった人の中で
役者に関係する活動を続けていた場合、
多かったのは「他社の養成所や専門学校に入り直した人」と「劇団に入った人」でした。

「役者に関係する活動」として、以下のような活動をしている方がいたそうです。
- 他社の養成所または専門学校に入り直した。
- 養成所の講師が在籍、また主催している劇団や声優塾に入った。
- ネット声優を始めた。
- 東京の劇団で舞台を中心に活動するようになった。
- 地元へ戻りそこで劇団に入った。
- 養成所に残りそのまま養成所のスタッフになった。
- 映像の仕事のある劇団へ入り俳優になり、テレビCMに出演するまでになった。
- フリーで自前のツテを頼りに映像の映画などに出演、写真集を販売するなどのタレント活動を始めた。
- 他社の所属者募集オーディションに合格しそのまま声優デビューした。
- 他社の声優事務所のマネージャーになった。

ほー!!!
進路のバリエーションが豊かですね!!!
これを見ると、声優事務所に所属することだけが人生ではない気がしてきますね。
「他社の声優事務所のマネージャーになった」という方がいるそうですが、
Rさんによると、実際事務所に入ってみてマネージャーさんの経歴を聞くと
「私〇〇の養成所通ってたよ」
「昔は俺も役者やってたんだよね」
などという方が結構いらっしゃるそうです。
「今度は裏方として声の仕事に関わりたい」と考え役者からスタッフに転向する人は少なくないです。
そしてそういう方と仲良くなると「マネージャーとして」だけではなく「役者として」の視点からのアドバイスをくださったりして本当に有難かったです。

声優養成所にいた方の進路をまとめると・・・

色々な養成所の話を聞きますが、
事務所に所属(預かり)になるのはクラスの1割というのは
どの養成所でも同じくらいの割合なのだなと思いました。

「所属(預かり)になるのはクラスの1割」というところは、私が通っていた日ナレでも同じくらいの感覚でした。
20人クラスで1~2人。
やっぱり、狭き門です。
(あくまで私が通っていたときのお話ですが)
まだまだ続きます!!

ここまでたくさんお話してくださいましたが
実はまだまだたくさんのことを聞いています!!
- どこかの事務所の「預かり所属以上」になるまでいくらぐらいお金が掛かるか
- 預かりやジュニア所属になれたものの2~3年で大きな成果を出せず契約を解除されてしまった同期や先輩方の進路
- そもそも所属となるメリットとデメリット
- 声優の移籍の話/具体的に3例
- スタジオには早めに向かおう
- 「百のレッスンより一の現場」という言葉
- 声優になって良かったこと
- 声優になってつらかったこと
- プロの声優から声優志望の人に伝えたいこと
などなど、声優を目指すなら・声優として活動していくなら、聞いておきたい話ばかりです!!

まだまだ続きますので
続編もよろしくお願いします!!