【声優志望なら必見!!】プロ声優の体験談その2:預かり所属以上になるための費用は?
前回に引き続き、今回も プロ声優Rさん からお聞きした声優業界のお話をお届けします!
声優養成所からプロ声優までの道のりをお話していただきました。
前回は「養成所卒業後」のお話しでしたが、
今回は養成所に入る前に考えておいてほしい「お金の話」です。
どれくらい費用がかかるか考えてみましょう。
本ページの情報は取材を受けてくださった方の体験談です。
制度が変わっていたり、コロナ前後で対応が変わっていることも考えられます。
最終的な判断はご自身でお願いいたします。
前回の記事はこちら
今回は養成所に入る前に考えておいてほしい「お金の話」です。
養成所に通った場合、養成所に納める金額以外にどんな費用いくらが掛かるのか?
また、オーディションを受ける際の危険も合わせてお伝えします。
このページで分かること
どこかの事務所の「預かり所属以上」になるまでいくらお金が掛かるか?
一口に「預かり所属になる」と言っても、なり方は様々ですよね?
そうですね。
なので、ここでは預かり所属になるルートごとにかかる費用をお話ししたいと思います。
お金がかからないパターン
事務所に直接ボイスサンプルを送って所属した
これはあらかじめ芝居を勉強していた場合ですか?
おそらく、そうだと思います。
このパターンは預かり所属になる例としては稀有な例になりますね。
このパターンは、費用としては
郵送費:数百円
で、預かり所属になれた例だと思います。
しかし!!!!!
世の中、こんなにうまい話はほぼありません!!!!!
もしかしたら、あなたは天才で勉強せずすぐにでもデビュー出来る逸材なのかもしれませんが
多くの人の場合、その可能性は低いです。
有名な事務所でない限り不安が残ります。
世の中、良い人ばかりではありません。
本当に、本当に気を付けてくださいね。
未経験OKのオーディション
声優アワード新人発掘オーディションなどのいわゆる「まったくの未経験でも所属のチャンスがある一般公募のオーディション」に合格していきなり所属したパターンですね。
知名度があるオーディションの場合、悪い人に騙される心配が減るので
状況が許せば積極的にオーディションを受けたいですね。
こちらも費用としては
郵送費・交通費など:数千円
くらいでしょうか。
お金がかかるパターン
養成所・専門学校に通ってそこからストレートで事務所所属に上がる
これは声優養成所に通う人の憧れですね!!
この場合、かかる費用は
養成所の費用:数十万円~二百万円前後(通った年数・養成所による)
【その他にかかる費用】
養成所に通う交通費
養成所の行事に使うお金や演し物の衣装代
養成所生で自主的に集まり稽古する際の場所を借りる費用
講師の方の劇団の公演を観劇するためのチケット代
となります。
管理人の場合、しっかり発声練習がしたくてカラオケに通っていたら
お財布が寂しいことになりました。
練習場所確保のための費用はなかなか痛い出費です。
大きな声を出せる公園とか、探しておいた方が良いですよ!!
養成所直属の事務所がない場合、
専門学校に2年程度(または3年)通い、卒業時に様々な事務所のマネージャーが見てくれるオーディションを受け、そこでどこかの事務所から声を掛けてもらい所属となる
というパターンもありますが、専門学校の場合、
二百万円を超える金額
が必要になりますので、入学前にお金のことは考えておいた方が良いですね。
どこかの事務所が開催している「所属者募集オーディション」に応募し所属として合格する
Rさんも「所属者募集オーディション」を受けたとおっしゃっていましたね!
この場合、費用は
オーディションの審査料など:無料~一万円程度
となります。
「所属者募集」と銘打ったオーディションにはどこも相当な数の応募が集まります。
その事務所が養成所を抱えている場合、当然今度はそこの養成所生たちとも同じチャンスを取り合うことになる訳で・・・。
あと、こういったオーディションでは「今回所属として採ることは出来ないけれど、養成所生としてなら合格とします。どうしますか?」と養成所の方に勧誘される人の話もよく聞きます。
結果に対して、自分はどうしたいのか決めてからオーディションを受けたほうが良いですね。
「今回所属として採ることは出来ないけれど、養成所生としてなら合格とします。どうしますか?」
このセリフだけを聞くと「自分には可能性があるんだ!!」と思ってしまいがちですが、
さっきも言いましたが、世の中、良い人ばかりではありません。
- 新しく声優事務所を立ち上げるぞ!立ち上げたばかりで仕事はないけど・・・。
- 運営費用がないな・・・。よし、養成所を経営して費用を賄おう。
- 実績がないから養成所生が集まらないなぁ・・・。
- そうだ、「事務所所属オーディション」って言っておいて、全員養成所に入れれば良いんだ!
ということも、過去にはあったそうです。
受けるオーディションにはくれぐれもご注意ください!!
養成所・専門学校を卒業後、別の養成所や専門学校へ
先ほど、養成所・専門学校の費用として
養成所の費用:数十万円~二百万円前後(通った年数・養成所による)
とお伝えしましたが、これが再びかかることになります。
養成所にもよりますが、全日の養成所・専門学校だと二つ目に進める人は限られてくるかもしれませんね。
たとえ養成所一社目で所属出来なくても、その次に行った別の養成所や専門学校から所属になれた!というケースもそれなりに見て来ました。
有名な方の中にも「実はそうだ」という方がいらっしゃったりしますよね。
私の友人にも三人居ます。
管理人の友人にも、色々な養成所・ワークショップを経験した上で声の仕事が出来ている人がいます。
逆に・・・いくつも養成所に通っているけど声優になれなかった人もいます。
何年何社養成所や専門学校へ通っても所属に至らなかったという人もやっぱりいます。
近い仲ではなかったのでお節介なことが言えませんでしたが、
友達だったら「もっとあなたが輝ける別の方法も考えてみない?」と遠回しにでも言ったと思います。
どこで線を引くか、難しい問題ですよね。
まだまだ続きます!!
ここまでたくさんお話してくださいましたが
実はまだまだたくさんのことを聞いています!!
- 預かりやジュニア所属になれたものの2~3年で大きな成果を出せず契約を解除されてしまった同期や先輩方の進路
- そもそも所属となるメリットとデメリット
- 声優の移籍の話/具体的に3例
- スタジオには早めに向かおう
- 「百のレッスンより一の現場」という言葉
- 声優になって良かったこと
- 声優になってつらかったこと
- プロの声優から声優志望の人に伝えたいこと
などなど、声優を目指すなら・声優として活動していくなら、聞いておきたい話ばかりです!!
まだまだ続きますので
続編もよろしくお願いします!!
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