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3択

【声の表現で大切な3パターン】この3パターンの表現が出来ないと声優には絶対になれない!!

3択

人が声を出すシーンにおいて、声の種類はいくつかのパターンに分けることが出来ます。

今回は 声優を目指すなら出来て当たり前!!特に大切な3パターン をお伝えします。

りーに
りーに

この3パターンは出来て当たり前。
・・・と言いつつ、難しいです。
まぁ、その難しいことができるから「プロ」なのでしょうね。

※今回の記事の前に↓こちらの記事↓を読んでおくとスムーズです!

このページで分かること

自分に向かって話す

パターンの1つめ。

自分に向かって話す

です。
独り言や心の声、自分の気持ちを叫ぶときなどですね。

この前の記事で「声の距離感」という話をしましたが
独り言は 距離がゼロもしくは距離がない ということになります。

例えば、

【セリフ】
どうしよう・・・。
道に迷っちゃったよ・・・。
こっちだったかな?え、でもさっきここを曲がったから・・・。

【セリフ】
やっとテストが終わった!!
俺は自由だぁ!!!

というようなセリフですね。

相手に向かって話す

パターンの2つめ。

相手に向かって話す

です。

これは一番イメージしやすいですね。

多くのセリフは相手がいます。
相手がいるセリフで一番大切なのは、相手に伝えることです。

りーに
りーに

「相手に伝える」だなんて、何を当たり前な・・・と思いましたか?
でも、それがとっても難しいんですよ。

例えば、相手に言葉をかけるとき。

まず、相手と自分の距離感。相手がどこにいるかイメージします。

次に自分と相手の視線。
自分はどこを見て、相手はどこを見ていますか?

次に自分と相手との間に障害物はありますか?
部屋の大きさは?
相手との関係は・・・?

普段、私たちは無意識に相手との会話に最適な声を出しています。
それを演技で出来るようになるのが、最初のステップであり、最終目標でもあります。

動作をしながら話す

パターンの3つめ。

動作をしながら話す

です。

上の写真を見てください。
この、走っている人に声を当てるとしたら、普通に会話をしてはダメですよね。
走っている息遣い、急いでいる口調がイメージできると思います。

このように、動いているときの声が3パターン目です。

「動いている」というのは体の移動ばかりではありません。

  • 顔を動かさず、視線だけを動かす。
  • ずっと同じポーズで壁に寄りかかりながら話す。
  • セリフの前に走っていて、立ち止まってからセリフが始まる。

というように、意識を向ける方向を変えたり、セリフの前後の動きによっても
声は変わってきます。

声優養成所の体験談~動きのある声~

この画像はイメージです
りーに
りーに

私の養成所時代の思い出話です。

声優養成所での出来事です。

その日は外画のアフレコレッスンでした。
壁に寄りかかった女性が話しているシーンでした。

そのシーンを演じると、先生がダメ出しをします。

それだと、ただ立ってしゃべっているだけだね。
今、この女性は立って壁に寄りかかってしゃべってる。
その声を出して。

先生
先生
りーに
りーに

はい!!(壁に寄りかかった声・・・?)

【セリフ・・・・】

ストーップ!
壁に寄りかかることを考えすぎて、体が斜めになっているよ。
そのせいで、マイクから声が外れちゃってる!

先生
先生
りーに
りーに

はい、すみません!!

・・・ということがありました。

声優は動きのある声を出すときも動いてはいけません。
ですが、動きをイメージするとうっかり動いてしまうこともあります。(えっ、私だけではないですよね?)

体は動かさず動きのある声を出すのだから、
声優は職人だなと思います。

ぜひ、あなたは私と同じ失敗をせず、まっすぐ立ってセリフを言ってください!

3パターンの表現をどうやって練習するか

実は、この3パターンの表現を上手にこなしている人が身近にいるのです。

それは

あなた自身

です。

あなたは独り言を言うとき、遠くの人に話かけるようには話していないですよね?
人は無意識に3パターンの表現をしながら話しています。

なので、練習方法は

自分の声を意識的に聴く

ということです。

学校で友達に挨拶するとき、家で家族に話しかけるときに

あなた
あなた

(今から出す声はどんな声かな?)

と、意識しながら自分の声を聴いてみてください。

その積み重ねが自分の表現を磨いていくことになります。

さいごに

Thank You

今回お伝えしたのは基本の考え方です。

ここから派生して、色々な表現につながっていきます。
ぜひ、今回紹介した基本的な3パターンをマスターして
幅広い表現につなげてください!!

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