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大声で叫ぶ女の子

【声優には必須!!】声のベクトル、意識していますか?

このページで分かること

「声のベクトル」って知っていますか?

大声で叫ぶ女の子

声の演技で最も大切な考え方の一つ。「ベクトル」。
声優の養成所などでもよく耳にすると思います。

今回は 声のベクトル を深く考えてみたいと思います。

りーに
りーに

今回の記事はあっさり少なめです。
文字にするとこんなにあっさりなのに、表現するとなると難しいのだから
声の表現の奥深さを感じますね。

最後にボイスサンプルを作る際のポイントも載せておきます!
最後まで読んでみてくださいね♪

そもそも「ベクトル」って何?

「ベクトル」は「大きさと向き」の2つの量を合わせたもの

そもそも、ベクトルとは数理科学の言葉で、Wikipediaによると

幾何学的空間における、大きさ向きを持った。有向線分として捉えることができる。

Wikipedia

となっています。

りーに
りーに

すみません、何のことか分からないですよね。
私もさっぱりです。

ざっくり言うと、ようは

  • 大きさの量=どのくらい大きいのか
  • 向きの量=どの向きに、どれくらいの距離なのか

です!!

・・・「量」っていうとイメージしにくいですよね・・・。
次で解説するので読み進めてください!!!

りーに
りーに

ベクトルと言われたら「大きさと向きね」って思っておけば間違いないです!

つまり「声のベクトル」とは?

つまり、声のベクトルとは

  • 声の大きさの量=声がどのくらい大きいのか=声の強弱
  • 声の向き=声がどの向きにどれくらい遠くに向かっているのか=声の距離感

です!!

声の演技ではこの二つがとても大切になってきます。

「声の強弱」を意識しよう!

さて、上の写真を見てください。

左の女性がひそひそ
右の女性が思いっきり笑っています。

あなたがこの二人にアテレコをするとしたら、どのような声の強さで話しますか?

左の女性の場合、人に声が聞こえないくらい弱く
右の女性の場合、思いっきり強く声を出すことでしょう。

このように声の表現の一つに「声の強弱」があるのです。

「声の距離感」を意識しよう!

次はこちらの写真を見てください。

今度はこちらの女性がどのような声を出すか考えてみましょう。
先ほどの隣に人がいる場合と違った声をイメージできましたか?

近くにいる人、1メートル先にいる人、ずっと離れたところにいる人。
どこにいる人に話しかけるかで、人の声は変わってきます。

これが「声の距離感」です。

さいごに

Thank You

ここまでお読みいただきありがとうございました!

声のベクトルについて、イメージは出来ましたか?
声の演技では距離感を感じさせる声が出せているかがとても大切です。

りーに
りーに

最後に、オーディションの思い出話を一つ。

オーディションのルールから気づいた距離感の大切さ

あるオーディションで演技をすることになったのですが
そこでは「電話を使った会話」が禁止されてました。

電話を使った会話には距離感がないですよね?

電話は相手の姿が見えない会話になってしまい、
オーディションで声優としての力量を見ることが出来ないので
禁止になっていたそうです。

逆に言うと、距離感を感じさせられる演技が出来ることをアピールすることは
とても大切ということになります。

もし、あなたがボイスサンプルを作ることになったら
色々な距離の人に話かけるようなサンプルを作っても良いかもしれません。

りーに
りーに

私が受けたオーディションの台本に
「階段の下の人に話しかける」
というシチュエーションがありました。
これも距離感の表現が出来るかどうかチェックされていたのかなーって思います。

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