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自己紹介

【声優養成所を体験しよう】1.自己紹介 ~自身のブランディング~

りーに
りーに

声優の養成所ではどんなことをしているか、知りたいですよね?!

というわけで、シリーズ【声優養成所を体験しよう】をスタートします!

私の養成所生活を振り返り、
養成所でどのような活動をしていたかご紹介します。

第1回は「自己紹介 ~自身のブランディング~」です。

このページで分かること

養成所の初日に必ずやる「自己紹介」

養成所で新しいクラスになると、必ず自己紹介をしていました。
これは上のクラスに上がっても同じでした。

もちろん、クラスメイトの名前と人柄を把握するためでもあるのですが、
そこは声優養成所。

ただの自己紹介で良いわけありません。

では、声優の自己紹介とはどのようなことが求められるのでしょうか?

今回は自己紹介から「自分をどのように魅せるのか」=「自身のブランディング」を考えていきます。

記憶に残る自己紹介とは?

さて、養成所1年目の初日に自己紹介の時間。
持ち時間は30秒です。
あなたならどのような自己紹介をしますか?

Aさん
Aさん

初めまして。A山A子です。
私はアニメが好きで、アニメ声優になりたくて養成所に入所しました。
養成所に入所しようと決めてから、毎日、腹筋・マラソン・ストレッチをして体作りをしてきました。
なので、体力には自信があります。
将来は見てくれている人が元気になるような声優を目指したいです。
よろしくお願いします!

これはAさんの自己紹介です。
この自己紹介を見て、どう感じましたか?

これまで自分が頑張ってきたこと、自分の長所、将来の夢が語られ、自己紹介としてはまとまっている印象です。

しかし!!

これからあなたはオーディションで選ばれなければならないのです。
声優志望の何万人の中から勝ち残らなければならないのです。

そう考えると、この自己紹介では物足りなさを感じませんか?

自分の魅せ方 ~自身のブランディング~

あえて「見せ方」ではなく「魅せ方」としました。
自己紹介は自分を知ってもらうだけでなく、自分をより良く見てもらう場所でもあるのです。

さて、先ほどのAさんですが、Aさんの一番のアピールポイントはどこだったでしょうか?

色々な情報があるものの、アピールポイントというとぼやけてしまっていますよね。
これでは見ている人の記憶に残りません。

では、どのように自己紹介を考えたらいいのでしょうか。

自分のアピールポイントを考える

まずは自分の強み=アピールポイントを考えることです。

他の人にこれは負けないと思えること、特技、経験、なんでもいいです。
まずは自慢できることは何か考えましょう。

もし、自慢できることや他の人に勝てることがなければ、今すぐ作りましょう!

例えばAさんは声優になると決めた日から毎日、体作りをしていると言っていましたが
そのように、アピールポイントがなければ作ればいいのです。

アピールポイントがなければ作るしかない!
と、自ら切り開いていく姿勢がないと、今後、多くの人の中から抜き出ることは難しいと思います。

効果的なアピール方法を考える

Aさんのアピールポイントは声優になると決めた日から毎日、体作りをしていることでした。

それを表現するのは、先ほどの

Aさん
Aさん

養成所に入所しようと決めてから、毎日、腹筋・マラソン・ストレッチをして体作りをしてきました。
なので、体力には自信があります。

という言い方だと、面白さに欠け、人の記憶に残りにくいと思います。

Aさん
Aさん

私は腹筋を毎日しています。
本当だったらここで割れた腹筋をボディビルのように披露したいところ!!
ですが、セクハラになってしまうのでやめておきますw

と、少し面白さを足してみたほうが「この人ともっと話してみたい」と思えませんか?
(管理人のセンスがなく、面白みのある自己紹介が出来ていない気もしますが、たとえ話なので大目に見てください・・・。)

自分の個性を見つけ出し、それをどのようにアピールするのが効果的なのか。
それを考えるのが声優の自己紹介です。

自己紹介は自分の個性を印象づける場所

おそらくですが、アニメ好きで声優になりたいと思っている人は声優志望の中では多くいるはずです。
「多くいる」ということは、自分の個性として押し出すには弱いということです。

でも、志望動機は絶対に言いたい!

そんな時は、たとえば

Aさん
Aさん

私はアニメが好きで、アニメ声優になりたくて養成所に入所しました。
将来は見てくれている人が元気になるような声優を目指したいです。

ではなく

Aさん
Aさん

私は○○という作品の××を演じている△△さんの演技が大好きで、
特に笑っている声が大好きです。
私も声の笑顔を届けられるようになりたいです!

という言い方はどうでしょう?
同じことを言っているのですが、具体的な方がその人のキャラクターがはっきり伝わってきませんか?

こう言うことで

アニメ好きのAさん から ○○という作品の××を演じている△△さんの演技が好きなAさん

になります。
これだけでも少しだけ個性が出たと思いませんか?

もし言いたい内容が個性的ではないと感じたら、より具体的に話すことであなたらしさが出てきます。

今でも覚えている自己紹介

管理人が養成所で見た今でも覚えている自己紹介を紹介します。

Bさん
Bさん

私の名前はB本B太。大物声優のB本Z郎さんと同じ「B本」です!
「B本」「B本」「B本」です!!
声優になろうと思った理由は世界平和のためです。
世界平和は自分一人の力では実現しません。
多くの人の協力が必要です。
多くの人が協力したいと思ってくれる人になるために
声優になろうと思いました。
どうぞ、よろしくお願いします!

という自己紹介でした。
もう、何年たっても覚えている自己紹介です。

まず、名前。

実は、名前って一度聞いただけだと聞き取れなかったり覚えられなかったりするんですよね。
それを、誰もが知っている名前と同じということで名前をはっきり認識させて
繰り返すことで絶対に聞き間違いがないようにしていました。

それから、志望動機。

私は多くの声優志望のクラスメイトに会いましたが、世界平和を目的に声優を目指している人には会ったことがありませんでした。

これは立派な個性ですよね。

りーに
りーに

私は絶対にこの自己紹介に負けてる!
自己紹介はこうやって印象に残さなければいけなかったんだ!!

と、その当時の私は思いました。

もちろん、奇をてらって変なことを言えばいいというわけではありません。
ふざけるな!!と怒られておしまいです。

それでも、自己紹介をパフォーマンスにするという器量がなければ、表現者としてやっていけないのだろうと感じた自己紹介でした。

「自分を選んでください!」という気持ちが必要

何度も言いますが、声優になるためには

声優志望の何万人の中から勝ち残らなければならないのです。

自分をどう魅力的に魅せるのか。
その準備は養成所に入る前から始まっています。

声優 自己紹介 オーディション
声優 自己PR

と検索すれば色々な情報を見ることができます。

くれぐれも「例文」に沿った自己紹介をしようと思わず、個性的なあなたらしさが伝わる自己紹介をしてください!

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